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長期修繕計画の策定業務

長期修繕計画の策定業務

●長期修繕計画とは、あらかじめ建物等の維持・保全に必要な予算や修繕サイクルを検討し、長期間に亘り策定するものです。予算の根拠となる修繕積立金の積立額なども推計します。
分譲マンションは、さまざまな特徴と耐用年数を併せ持った建築材料の複合体として構成されており、安全で快適な生活環境を確保するには、それらに対して定期的な点検、計画的な修繕の実施が必要になります。
そこで建物を構成する各部位の耐用年数を考察し、一定の修繕周期を想定して適切な時期に修繕を実施するものとして、長期修繕計画を策定します。
●長期修繕計画の策定にあたっては、建物の耐久性に留まらず予算処置・居住性 ・美装性・財産価値等を総合的に判断することが期待されます。
将来に亘って、住まいとしての耐久性などを維持していくためには、「いつどのような修繕を行なうのか」、さらに、これらの修繕を行なっていくために「どの程度の費用を要するのか」シュミレーションすることにより、
現行の修繕積立金との相関関係が明らかになります。
修繕資金が捻出できるのかという目安にもなります。

●長期修繕計画に設定された時期は、適時見直しを図り、合理的に推進することで、マンションを良好に維持して行くことになります。
●計画ありきではなく、マンションの住民が将来ビジョンを理解し、「どう住みたいか」が反映された計画を策定しましょう。私たちは、これを「マンションマスタープランの策定」と呼んでいます。
●計画は、修繕だけを検討した通り一遍の計画では、意味をなしません。マンションの住人のライフステージや年齢構成のほか、策定時期が「維持期か」「終末移行期か」「終末期か」により、要求される計画内容が変わるのです。お仕着せの計画を考え直しましょう。

【長期囚計画策定の重要なポイント】

◆参考レポート◆
「技術レポート」の防水ジャーナル2015年1月号「マンションの維持器から終末期への修繕計画の在り方」
有限会社鈴木哲夫設計事務所
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